審査員決定!令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテスト

審査員決定!令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテスト 

鹿児島から新しいビジネスを切り拓いていこうと始まった鹿児島県ビジネスプランコンテスト。既に今年度の募集が始まっていますが4人の審査員が決定しました。

県商工会連合会や県信用保証協会といった日頃から、地元の身近なところで事業者や創業を支えている機関や鹿児島から世界を視野にニュービジネスを立ち上げた女性起業家など多彩な顔ぶれです。

その豊富な経験から、新規事業や創業をお考えの方のビジネス始動に即お役に立てる審査をして頂けそうです。

ビジネスプランコンテストってどんな点を審査されるの?

今年で3回目を迎える鹿児島県ビジネスプランコンテスト。募集のテーマはこちらです。

  1. 新規性及び成長性があり、実現可能性が高い事業
  2. 「鹿児島ならでは」の強みを活かした事業等

一般部門と高校生部門があり、鹿児島から新しいビジネスをとお考えの方の応募をお待ちしています。

応募は9月30日(水)まで(17時必着)

一次審査では、それぞれの審査員の方々が事業計画書をもとに実現性、独創性、成長性、地域貢献性、事業収益性、熱意の6つのファクターで審査を行い、その総合評価点の上位から一次審査通過者を決定します。

一次審査では、点数による評価だけでなく、それぞれの審査員のみなさんから助言のコメントももらえて、自分のビジネスプランを振り返り、その完成度を高めていくための具体的なヒントをいただけそうです。

一次審査を通過した方々は、来年1月に開催予定の最終審査会に臨んで頂き、プレゼンテーションしていただくことになっていますが、その前にはブラッシュアップのための専門セミナーもご用意し、プランの磨き上げのお手伝いを致します。

競い合いはもちろんですが、創業や新規事業の展開を考えておられる方と伴走しながら、みなさまのビジネスチャレンジの夢のお手伝いをさせていただけたらと思っています。そのコンテストの根幹を担っていただく審査員の方々が決まりましたので、その顔ぶれをご紹介いたします。

みなさんのビジネスプランを審査して下さるのはこの4人です

経営サポート最前線で活躍するおふたり

まずご紹介するのが、鹿児島の商工振興や経営支援の最前線でご活躍のおふたりです。ビジネス立ち上げの実践的な場面にも数多く携わり、鹿児島発の事業発展を支えているスペシャリストです。

資金計画をサポートする経営支援
・創業支援のプロフェッショナル

鹿児島県信用保証協会
経営支援部 経営・承継支援課 課長
中小企業診断士
内村大作さん
中小企業診断士 内村大作さん
全国に51ヶ所ある信用保証協会のひとつ、鹿児島県信用保証協会で活躍する内村大作さん。信用保証協会は、中小企業や小規模事業者、起業予定の方々が金融機関から融資を受けやすくするために、公的な保証人になって経営支援や創業支援を行っている公的機関です。

内村さんは「事業を展開する時、金融機関から直接融資してもらえるのがベストだが、中小企業や創業予定の人はそこがネックになって一歩が踏み出せないことが多い。運転資金は人間で言えば、生きていく上で必要な血液のようなもの。保証協会が金融機関との間に立つことで、迅速でタイムリーな資金調達が可能になる。」と話します。

保証協会では、事業開始後のフォロアップも行い、事業を展開する方々の資金繰りや経営の改善も後押ししています。内村さんは、この道28年のプロフェッショナルとして金融機関との橋渡し役となって地域に密着したビジネス発展の下支えをしています。

【プロフィール】
鹿児島市生まれ。高校(鹿児島)、大学(東京)卒業後、1992年(平成4年)鹿児島県信用保証協会へ入協。同協会では、総務部(電算・企画・総務)、保証部、管理部、経営支援部と全部署の経験があり、2020年(令和2年)7月より現職。2016年(平成28年)中小企業診断士の資格取得。

【内村さんからのメッセージ】
「ビジネスは『会社』対『会社』の時代から『会社』対『人』の時代にシフトしてきています。最終的なエンドユーザーのことをどれだけ考えられているかが重要だと思っています。財務状況が良好かということはもちろんですが、しっかりした理念や創業への熱意が感じられるかも見ていきたい。こんな時代だからこそ、骨のあるビジネスの登場を期待しています。」

商工振興を支える屋台骨
~地域発のビジネスやものづくりを支援する仕掛人~

鹿児島県商工会連合会
経営支援課 課長
中小企業診断士
林 輝吉峰さん
中小企業診断士 林 輝吉峰さん
全国にネットワークをもつ商工会は、地域の商工振興を牽引する総合経済団体です。鹿児島県内にも38ヶ所の商工会があり、事業者で組織する会員数は16,500人にも及びます。その一大ネットワークを束ねているのが商工会連合会です。

林さんはその連合会の経営支援課の責任者。数多くの支援実績から経営革新や企業の財務分析にも明るい。また全国商工会連合会(出向)時代には、地方創生プロデューサーを務めるなど、地域発のビジネス展開にも積極的で、鹿児島の特産品を海外展開する様々なプロジェクトを企画・実現してきました。

【プロフィール】
鹿児島市生まれ。鹿児島大学卒業後、鹿児島県商工会連合会採用。上屋久町(現屋久島町)商工会、曽於市商工会、曽於地域広域指導センター・所長などを歴任。主に創業・経営革新・事業再生等の支援の現場に携わる。

その後、鹿児島県商工会連合会に異動。海外展開事業、農商工連携事業、アンテナショップ事業ほか、経営支援業務に従事。2016~2017年(平成28年~29年)には、全国商工会連合会に出向。地方創生プロデューサーに就任。全国の現場支援に加えてJA全中、全漁連、全森連、日商と「地方創生の推進に関する連携協定」の締結に携わる。

これまでに手掛けた主なプロジェクト
●ドイツにおける「“奄美の黒糖焼酎”広報PR・販路開拓事業」
・在独日本大使館大使公邸(ドイツベルリン)でのレセプション「奄美の黒糖焼酎の夕べ」(2013年~2015年の3年連続実施)
・ドイツ連邦議会(ベルリン)で開催された「第1回日独ビジネス対話」での黒糖焼酎PR事業
●ヨーロッパとの「酒と食の文化交流事業」in鹿児島
・欧州6か国の大使を鹿児島市に招き、講演、レセプション、展示会実施
●「フランス市場への浸透定着と世界的なブランド展開」事業
・「食と酒の鹿児島フェア」をパリの歴史的建造物パヴィヨン ルドワイヤンで開催 ほか

【林さんからのメッセージ】
「新型コロナの影響で社会の変化が加速度的に進んでいくと言われています。大変厳しい時代ではありますが、見方を変えればどんな時代にもチャンスはあります。鹿児島にはまだまだ生かし切れていない資源がたくさんあると思います。地域の特徴を生かしたビジネスや地域を元気にしてくれるようなビジネスが生まれればうれしく思います。思わず支援したくなるようなビジネスプランを楽しみにしています。」

鹿児島から起業!新進気鋭の女性経営者のおふたり

起業家のおよそ8割が男性。未だ圧倒的男性社会といわれる中、2015年と2016年に熱い思いに突き動かされて起業した鹿児島の女性経営者のおふたりです。共通するのは、海外での生活体験を通じて感じた故郷鹿児島への深い愛情。

外から見えてきた鹿児島の魅力を世界に伝え、鹿児島と世界と繋ぐ新しいビジネスを創り上げたいとフロンティア精神に溢れています。ビジネスを共に目指す人の力になりたいと審査員をお引き受け下さいました。

故郷と世界を繋げる架け橋に!
地元企業のグローバル化を支援する起業家

合同会社Go! Kagoshima
代表 門田晶子さん
合同会社Go! Kagoshima 代表 門田晶子さん
通算21年の在米生活を経て「ダサい」と感じていた鹿児島が新鮮で面白いことに目覚めたという門田さん。2016年、鹿児島と世界を繋げる架け橋になりたいとビジネスに特化したコミュニケーション会社Go! Kagoshimaを立ち上げました。

手がける業務は、海外での商談や交渉ごとの英語アシスト、海外からの企業視察の対応やアテンド、学会での英語プレゼンテーションのコーチングなど多岐に渡ります。世界に売って出たくてもコミュニケーションがネックになっている地元企業の力になり、鹿児島で生まれた製品やサービスが世界に広がることを願って、「誰かが背中を押してくれれば、きっと羽ばたける。あなたの手となり足となります」と呼びかけます。モットーは自由で、人間らしく、楽しく、後悔しない人生。鹿児島人の「ぼっけもん」の精神溢れるアクティブな起業家。

【プロフィール】
鹿児島で生まれ育ち、アメリカで高校、大学卒業後、カリフォルニア州の民放テレビ局でアートディレクターとして管理職を経験。在米通算21年のち家業の印刷会社を継ぐため2006年(平成18年)に帰国。

2010年(平成22年)末より6年間渕上印刷株式会社の社長を務めたのち、ビジネス英語で地元企業のグローバル化支援をするため2016年(平成28年)に合同会社Go! Kagoshima を起業、独立。温泉と海と食と酒を楽しむ人生の旅人でありたい。

資格:温泉ソムリエマスター、焼酎マイスター・焼酎唎酒師、日本酒ナビゲーター、ワイン検定シルバークラス、情報セキュリティー技士

【門田さんからのメッセージ】
「新型コロナや自然災害など、予測できないことばかりな今、新しいビジネスにとっては大チャンス。誰も正しい答えがわからない今だからこそ、あなたの新しい発想、新しいやり方、見せてください。前例のないものほどチャンス!そんなの無理って言われたらニンマリ笑って自信を持って打って出てみて。石橋は渡ってから叩けばいい。LET’S GO!」

「人の手」による外国語(翻訳)で多文化・多国籍と交わる鹿児島に

株式会社Climbest(クラインベスト)
代表取締役 脇野真梨江さん
株式会社Climbest(クラインベスト)代表取締役 脇野真梨江さん
20代の頃、言葉がまったくわからない中国で現地の人に助けられた経験が、脇野さんの起業の原点です。その後、アメリカ、オーストラリアなどでの海外生活を経て「違うこと」は「個性」だと気づかされます。

2015年、大好きな鹿児島から外国語(翻訳)を通じて多文化や多国籍に触れられる環境づくりをしたいと株式会社Climbest(クラインベスト)を起業。対応している言語は、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語、韓国語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、アラビア語の10ケ国語とまさに多国籍。

翻訳、通訳コーディネート、多言語でのホームページやメニューの作成などの他、多様な外国文化を理解する講習会なども開催。大切にしているのはネットや機械に頼らない「人の手」による翻訳。鹿児島在住の外国人翻訳者の仲間と共に「外国人の目線」を大切に「想い」が伝わる翻訳を目指しています。

他方、一般社団法人女性起業家スプラウトの理事を務めるなど、志を同じくする女性起業家同士のネットワークや学び合う場づくりにも力を注ぎ、エネルギッシュに活動の場を広げています。

【プロフィール】
鹿児島市生まれ。20歳の時に好奇心から単身中国へ。在中の日系企業に勤めるも、更なる多国籍な環境を求め、アメリカ、オーストラリアへ。海外で就職、留学を経験し、「より多国籍な環境に自身の身を置きたい」と帰国後、生まれ育った鹿児島を多国籍、多文化な社会とする事を目指し、2015年に起業。常識や一般論よりも自身の想いや自由を大切にする人生でありたい。

【所属 肩書】
・ 株式会社クラインベスト 代表取締役
・ 公益社団法人 鹿児島県工業倶楽部 理事
・ 一般社団法人女性起業家スプラウト 理事

【脇野さんからのメッセージ】
「何が正解か分からない今の時代、今だからこそ個々が力をつけていく時代ではないでしょうか。自身の想いをベースに0から1に作り上げていく経験は、起業する上で最大の楽しさであり今後の最大の武器にもなると思います。
自身の想いを大切に、あなたらしいビジネスを楽しみにしております!」

チャレンジがビジネス実現の扉を拓く

4人の審査員のみなさんからのエールを伺って「踏み出す勇気」を持つ大切さを改めて感じました。起業の実践の舞台に立つ起業家の方や起業支援のスペシャリストの方々からあなたのビジネスプランを分析・評価してもらえる絶好の機会です。

こんなことをやってみたい。起業したい。今だからこんな事業を立ち上げてみたいなど、様々なアイディアをお持ちの方々、コンテストの舞台へ上がってみませんか。かつて、このコンテストに応募して受賞した方のこんな言葉を思い出しました。

「ビジネスの世界の最前線にいる方々から、自分のビジネスの到達点を、審査して評価してもらえる、またとない機会ですよね。しかも、このチャレンジには、リスクが全くありません。舞台に上がらない手はないですよね。」

応募の締め切りは、9月30日(水)(17時必着)
審査員の方々と共に、みなさまのチャレンジを心からお待ちしています。

令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテストの募集が始まりました!

審査員のみなさんのZoomインタビューを近日アップします

審査員のみなさんの横顔をご紹介する動画インタビューを近日中にアップいたします。起業支援の現場のお話や起業家の思い、コンテストに何を期待しているかなど、審査員の方々の生の声をお届することにしています。
お楽しみに…

オンラインセミナーが開催されました!令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテスト

今年度の鹿児島県ビジネスプランコンテストの募集が既に始まっていますが、去る7月31日に、応募を検討中の方々に向けてのセミナーが開かれました。新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインでの開催となりましたが、幅広い年代の男女13人が参加しました。

講師にお迎えしたのは、政府系金融機関に長年勤務したのち、退職して貿易会社を創業した株式会社シングローバル代表取締役川原新一郎さん。長年培った金融の知識、そして自らの創業と会社経営の経験をもとに、創業にあたっての準備のポイントなどを、わかりやすく教えてくださいました。

オンラインセミナーを動画で見る

オンラインセミナーが開催されました!令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテスト

 

その「ビジネスプラン」は、事業として成り立つプランか?

川原さんがまず最初に問いかけたのは、「ビジネスプランではなくて夢プランになっていませんか?」ということでした。

例えば、「地元の農産物を活用して素晴らしい商品を作りたい!」というアイデア。これは、地域の農産物の有効活用という点では、とても良い取り組みですが、それだけではビジネスプランとはいえず、その商品をどんなターゲットに売るのか、小売価格はいくらに設定するのか、仕入れの原価率は?利益ベースの投資回収年数は?そもそも売れるのか?などなど、ビジネスとして成り立つかどうかをあらゆる方向から検討することが大切だと川原さん。

ご自身も四苦八苦しながら準備をすすめ、創業までに3年を要したそうです。そんな経験も踏まえたうえで、「ビジネスとして成り立つ事業プラン」のポイントを3つ挙げてくださいました。

  1. 利益が確保できて、継続できる事業プラン
    利益が出ないことには、いずれは資金が枯渇し、事業を続けることはできません。計画段階から、しっかりと利益の見通しをたて、利益の出る確率が高い事業プランかどうかを慎重に見極めることが重要。
  2. 実現可能性のある事業プラン
    事業プランには、例えば、具体的な販売先との交渉の内容や、同業他社の平均的な指標など、計画達成を可能にする明確な根拠が必要。バラ色の計画ではダメ!逆境を想定したバッド(悪い)シナリオを意識し、その時どうやって乗り切るかなどの対策も盛り込んだプランを練ることが大切。
  3. 魅力のある事業プラン
    魅力のあるビジネス≠自己満足だと川原さん。そのうえで、魅力のある事業プランのポイントを4つ挙げてくださいました。

    ①消費行動が沸く(みんなが欲しがるものか?)
    ②取引先がつながりたいと思う
    ③事業の発展が見込める
    ④経営者がやりがいを持てる。

    経営者がやりがいを持って、従業員とともにバリバリやっている会社には、成長性を感じると川原さん。そうした会社になるためにも、事業プラン作成時に収益性、実現可能性、持続可能性をシビアに検討することが求められます。

創業を前に準備すべきこと

実際に創業するとなった場合、事業の内容をどうするか、お店や事務所はどこに構えるのか、また資金の調達はどうするのかなど、様々な準備が必要です。川原さんは、6つのポイントをあげて説明してくださいました。

  1. 事業の内容を明確にする!
    川原さんは、金融機関に勤務していた頃の経験から、事業内容が明確になっていない事業は、融資を受けづらいと指摘。ポイントは、いつから、どこで、だれと、なにをするのか、組織の形態はどうするのか、その5点を明確にすることだといいます。

    ①いつからスタートさせるのか?

    開業時期を見極めることはとても重要。仕事をしながら創業を考えている場合は、現在の仕事との兼ね合いを考えて慎重に準備をすすめることが大切と川原さん。ご自身も、貿易会社を始めるにあたっては、金融機関での仕事の傍ら、海外を含めて多くのバイヤーさんと意見交換を重ね、具体的な取引先や売り上げの見込みを明確にしてから、ようやく退職して創業したそうです。このほか、パン屋さんや居酒屋さんなどは、繁忙期=売り上げのピークを意識した創業が大切。他にも、手持ちの資金に余裕があるか、各種補助金の募集時期はいつか、店舗や事務所にする予定の不動産の契約はいつからかなど、すべてを勘案して最良の時期を見極める必要があります。②どこで?事業地の選定
    特に店舗型の場合、立地はとても大切。お客さんが見込めない場所に店を構えてしまうと、どんなにいい商品、取り組みでもうまくいきません。逆に、立地にこだわる必要のない事業なのに、家賃の高い好立地に店を構えてしまうと、家賃がロスとなってしまいます。もちろん、家賃と相場がマッチしているかどうかは見極めて。賃貸借契約の内容はしっかり確認しましょう。賃借期間の途中で退去する際に違約金は発生しないか、原状復帰することが求められていないかなどを確認しましょう。近隣住民とのトラブルの可能性はないか(騒音、匂いなど)も考慮しましょう。③だれとやっていくのか?
    事業を継続していく間には、必ず、乗り越えなくてはならないトラブルがあるものです。創業したときには仲良しでも、そうしたトラブルの際に信頼できる相手か、一緒に乗り超えていける相手かをじっくり考えること。④何をするか。
    川原さんがセミナーの冒頭でお話されたことを、いま一度確認。
    継続できる事業か、利益は出るか、リスクはないか、やりがいは持てるか。以上の視点で、創業しようと考えている事業の内容について、しっかり検証すること。⑤組織の形態はどうするのか?
    個人事業でやるのか、法人でやるのか、一概にどちらがいいとは言えず、業種によって変わってきます。取引先からの信頼を得るうえでは、法人のほうがいい場合もありますし、ひとりでやっていくのには個人事業でもいいかもしれません。後々利益が上がってきたら、税金対策等で法人化するという選択も。
  2. 事業立ち上がりに必要な資金を算出!
    リスクを回避するためには、まずは必要最低限の投資でスタートさせることが望ましいと川原さん。「これは本当に今必要な投資か?」を考えること。事業の推移に応じて、段階的に投資していくことで、よりリスクを抑えることができます。気をつけるポイントを、設備と運転資金について解説してくださいました。

    <設備>
    事業に必要な設備を洗い出し、1年目から5年目くらいまでの設備導入計画を描くこと。大型投資(内装費、看板・ホームページ制作費など)については、必ず複数の相手から見積もりを取って、過大投資を避けることが大切。相場以上の料金をふっかけてくる悪徳業者がいないとも限りません。たくさんの見積もりのなかから値段と仕事内容を精査し、自分の納得のいく相手を選びましょう。<運転資金> 
    最低でも、事業開始から半年程度の見通しをたてておくこと。実際に事業を始めると家賃(敷金等含む)、仕入れ資金(3~6か月分)、動力光熱費、人件費、消耗品費等に加えて、自分の当面の生活費も必要です。創業したはいいが、設備にお金を使いすぎて運転資金がない、という相談を受けたこともあると川原さん。仮に、売り上げがほとんどない、いわゆるバッドシナリオの場合でも、お金のやりくりができる、余裕を持たせた資金計画を立てておくことが重要。
  3. 自己資金を準備する
    創業資金を金融機関から借入する際の審査基準は、最低でも創業費の1割の自己資金を準備できていることが求められます。(例えば、総事業費500万円の場合、最低でも50万円の自己資金を確保できているか)ただ、川原さんがおすすめするのは、総事業費の3割以上の自己資金を確保すること。これは、前項の「運転資金」の説明にもあったように、利益が出なかった場合でも、当面6か月は、事業の存続と生活の維持を可能とするためです。
  4. 創業時に資金調達をするには
    創業資金の調達には、金融機関などからの借入が必要になってきます。その際、自己資金を準備しておくことが重要なのは前項のとおりですが、借り入れがしやすくなるポイントは以下の通りです。

    ・実現可能性の高い事業計画書を作成する
    ・返済負担の大きい借入額ではない
    ・過去の金融取引(返済)に問題がない

    創業時に検討可能な資金としては
    ・日本政策金融公庫(国民生活事業)の創業資金
    ・鹿児島県・市創業支援資金(県信用保証協会付き)⇒民間金融機関が申込み窓口

    などがあります。

  5. 事業ごとに必要な許可を確認する
    業種によっては許可や届け出が必要です。(例えば、飲食店であれば保健所からの許可)賃貸契約を結んだあとに、その物件では許可が下りないことがわかったというケースも。自分が創業する予定の業種には、どんな許可や届け出が必要か、実際許可が下りるのかを事前にしっかりと把握しておくこと。
  6. 許可以外の各種届出
    ・開業届出書…税務署へ申請(事業の開始等の事実があった日から1か月以内)
    ・青色申告承認申請書…原則、申告をしようとする年の3月15日まで
    ・健康保険・年金…健康保険(協会けんぽ)、及び厚生年金保険に加入している被保険者が適用事業所を退職して自営業者(従業員5名以下で厚生年金に加入しない場合)等になった場合には、医療保険は国民健康保険等へ、年金保険は国民年金へ切り替える必要あり。
    ・事業用通帳の作成
    ※法人は、別途、法人登記手続き等

参考までに、個人事業主と法人の比較は次の通りです。

比較

成功例と失敗例に学ぶ

川原さんは、貿易会社を経営するとともに、国の創業支援施設「鹿児島県よろず支援拠点」で、コーディネーターとして、創業や経営に関する相談に対応しています。その経験から、創業時に気をつけるポイントを、実際の成功例と失敗例をもとに指南してくださいました

成功例:夫婦でパン屋をオープン

★成功のポイント

  • 自宅兼店舗で、店舗の賃借料(家賃)なし。
  • 地方の住宅街の幹線道路沿いで、競合店がなく、好立地。
  • 準備段階で、仕入れ先、製造販売メニュー、収支計画をきっちりとたてて、スムーズな営業開始。
  • 補助金を活用して、初期投資を抑えたこと。
  • 無料の広告宣伝(テレビ、雑誌の取材)
  • パンの需要が高まる秋のスタート
  • 地域に愛されるような、明るい夫婦!奥さんの地元。早めに常連客をつかめた。オープン当初から行列ができる人気に。手堅い収支計画をたて、1年目にして、計画対比300%~400%の売り上げを出しました。

失敗例:美容室

★失敗のポイント

  • 初期投資が10百万円以上と高い。 ⇒ 返済負担が重い。
  • 立地が不適地(大通り沿いで、車通りは多いが駐車場がなく、不便)
  • 美容台が2台に対して、家賃が月25万円と非常に高い。
  • 当初1名雇用し2名で始めたが、人件費の負担ができず、1名体制に。
  • 1年目で資金不足となる。  ⇒ 宣伝活動できず。あらためて創業前の準備のポイントをしっかり押さえて、実現可能性の高い事業計画と収支計画を綿密にたてることが大切のようです。

事業計画と収支計画を立てよう!

事業計画を作成する際のポイントは、これまでのおさらいにもなりますが、以下の通りです。

★事業計画のポイント

  • 事業の目的がはっきりしており、実現可能性があること
  • 無理のない資金調達金額であること
  • 経営開始にあたり、仕入れ先、販売先など、運営体制が明確であること
  • 開業したら、すぐに事業が動き出せる計画であること収支計画に書き込む、具体的な数値の算出方法の一例です。

★売り上げの算出根拠

  • 飲食店:客単価×席数×回転数×営業日数
  • 販売業:商品単価×販売個数(平均又は商品別販売数)×営業日数

★売上原価

  • 業種ごとの原価率目安値等を参考。
  • 原価以外の経費では、人件費、家賃がポイント。

向こう1年間の、月別の売り上げや経費の推移などを、根拠を示しながら、収支計画をたてましょう。今回のビジネスプランコンテストの場合は、向こう5年程度の売り上げの推移や設備投資のタイミングなどを盛り込んで、どのような経営発展を遂げていくかという長期的なプランをたててもよいでしょう。

創業時の資金調達と資金の回し方
(売上収支のバランスを意識する)

利益が出たら、どれくらい返済に回すのか、事業主の生活費をどれくらい確保してどれくらい残るのかなど、資金の流れを常にイメージして計画に反映させ、数か月先まで資金繰りの目途をつけておくことが必要です。最低でも3か月先までの見通しをつけておくことが大事です。

財務バランスを常に意識しておく!

今現在、事業による資産がどのくらいあって、そのうち流動性のある資産(預貯金、売掛金、棚卸資産など)や固定資産はどれくらいあって、それに対する負債はどれくらいあるのかという、財務バランスを常に意識しておくこと。

特に、資本金や利益余剰金などの自己資本がどれくらいあるかは、金融機関が融資を決める際の判断基準になるので、財務バランスを意識した経営を心掛けることが重要です。

事業収支のマイナスが続くときは…

とにかく、早め早めの対応が肝心です。以下のことに注意しましょう。

  • 手持ちの現預金で、差引余剰のマイナス分を見込んで、どの程度、引当可能か確認。
  • 資金調達(借入)すべきかどうか(しなければ資金ショートするか)、早期検討。
  • 売上回復及び利益確保の戦略を早めにたてる。
  • 将来的な投資は慎重に。

事前に知っておくべき事項

事業を始めるにあたって、これは知っておいた方がいい!ということについて、川原さんは以下の6点を挙げてくださいました。

  • 経営がうまくいかないことも想定して、運転資金は十分に確保。
  • 万が一、返済困難なときは、最低でも期日の1か月前には銀行へ相談を!⇒返済金(元金)の猶予支援(条件緩和)を受けられる可能性あり
  • 担保や連帯保証人を求められた時には、慎重に検討を。
  • 中途半端な状態で、スタートはしない!
  • 経営は人脈!知人、元同僚、他業者、関係機関など、嫌がられない範囲でネットワークをフル活用する。
  • 無駄な事業(赤字事業、儲からない事業)に手を出さない!

さいごに

経営者は、悩ましいこと、素早い判断を求められることの連続だと、川原さんは実感を込めて話します。大変なことも多いですが、相談できる相手を見つけてどんどん悩みをぶつけて解決策を見つけることが大切。

自己破産しても人生が終わるわけではなく、実際川原さんの知人にも、3回自己破産してはい上がり、成功をつかんだ人もいるとか。人生山あり谷あり、苦しいときにも思いつめず、息抜きをしながら楽しく前向きに頑張ってほしいとエールをおくってくださいました。

そして参加者からの質問にも答えてくださいました。

  • コロナ禍による厳しい経済状況下での創業について
    創業したいという相談が減っているという現状はある。ただ、自己資金や事業計画等が整っている人のなかには、この時期だからこそ創業したいという相談もある。好立地の物件が空いていたり、空き店舗を埋めたいというオーナーさんの要望で、相場より安い賃料で貸し出される物件があるのも、この時期だからこそ。ただ、創業したい業種によって判断が分かれるところ。今がチャンスなのか、やめておいた方がいいのかを慎重に見極めて。
  • コンテストでは、事業計画書のどんなところを審査されるのか?
    魅力があるビジネスかどうかは大きなポイント。実現可能性と継続可能性のあるビジネスかどうかが大切。地域の課題や地域の未来とリンクするような事業だと、更にいいのではないか。

川原さんが伝授して下さった、創業にあたっての大切なポイントの数々は、ご自身の経験に裏打ちされたものだけに、とてもわかりやすくて腑に落ちるものばかりでした。

このセミナーを、ひとりでも多くの創業をお考えの方にご覧いただき、プラン作りに生かしていただいて、ぜひ鹿児島県ビジネスプランコンテストにご応募いただけたらと思います。

https://kagoshima-startup.com/

令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテストの募集が始まりました!

令和二年度鹿児島県ビジネスプランコンテストの募集

鹿児島で新たなビジネスを始めようと模索しているみなさん、そのプランを鹿児島県主催のビジネスプランコンテストに応募してみませんか。

ビジネスに興味をもっている高校生のみなさんも応募できます。今年度は、募集期間中に創業支援のスペシャリストによる事前セミナーを開催。プランを形にするための手ほどきを受けられます。高校へは、ご希望があれば出張講座も予定しています。

新しいことを始めるのには勇気のいる時期ですが、まずはアイデアを具体化するところから始めて、最終審査会を目指しませんか。

ビジコン
>>2020ビジネスプランコンテストチラシ

ビジネスプランコンテストとは

ことしで3回目を迎える鹿児島県ビジネスプランコンテストは鹿児島県の事業です。起業を考えている方々を後押しして、鹿児島のビジネスシーンを盛り上げていこうという狙いがあり、これまで開催されたコンテストのファイナリストからは、実際に起業を果たした方もいます。

今年度のコンテストは、鹿児島県在住で起業予定の社会人や大学・短大生、専門学校生、または新規事業を始める予定の地元企業を対象にした一般部門と高校生部門があり、書類による1次審査、プレゼンテーション形式による最終審査を経て、大賞、優秀賞、高校生賞が決まります。

>>詳しくは募集要項

大賞賞金は20万円高校生賞は5万円で、このほかにも、県や鹿児島県よろず支援拠点のネットワークを活用した事業化支援が受けられます。

鹿児島県よろず支援拠点とは

今年度のビジネスプランコンテストの一番のポイントは、創業支援のスペシャリストが顔をそろえる鹿児島県よろず支援拠点のサポートがあることです。

「よろず支援拠点」とは、中小企業や小規模事業者の経営上の悩みに対応するために国が全国各地に設置しているもので、鹿児島のよろず支援拠点でも、経営や創業に関する知識や経験の豊富なコーディネーターが、日々寄せられる相談に応えています。

今年度は、その鹿児島県よろず支援拠点のコーディネーターが講師となって、応募を検討している方々に向けた事前セミナーが開催されることになりました。ビジネスプランを、売り上げの見通しなど財務面も含めて具体的に書きこむのは、簡単なことではないといいます。過去のコンテストでも、その難しさがハードルとなって、応募を断念するケースがあったとか。

そこで今年度は、募集期間中にビジネスプランの描き方を指南していただくことになりました。鹿児島県よろず支援拠点のチーフコーディネーター森友伸和さんは、昨年度のコンテストの審査員を務めたご経験から、その必要性を痛感したといいます。

「アイデアで終わってしまっているものも多くて、もったいないと思ったんです。せっかくですから、しっかり手ほどきをして、ちゃんとしたプランにしてあげたいんです。」森友伸和さん

応募希望者向けのオンラインセミナー開催!参加者募集中!

セミナーの開催は、7月31日金曜日の午後6時30分~午後7時30分。講師は、よろず支援拠点のコーディネーター川原新一郎さんです。

川原さんは貿易会社の若き経営者で、その経験と農業経営アドバイザーの資格をいかして、事業計画の立て方などを伝授して下さいます。なおセミナーは、新型コロナウイルスの感染予防のため、オンラインでの開催となります。

これまで様々な事情で会場に足を運ぶことが難しかった方々、離島や遠隔地の方々も、ご自宅や職場からの参加が可能です。コンテストに応募しようと考えていらっしゃる方は、この機会にまずはセミナーに参加なさってみてはいかがでしょうか。

参加ご希望の方は、下記の申込みフォームからお申し込みください。応募希望者向けセミナー申込みフォーム

応募予定の高校への出張講座開催!

高校生部門に関しても、ビジネスとして通用するプランに磨き上げることが大切だと森友さん。そこで、応募予定の高校から希望があれば、よろず支援拠点のコーディネーターが出張して講座を開いて下さることになりました。

こちらは間もなく募集を開始しますが、受付順となっておりますので、コンテストに応募予定の高校の先生におかれましてはご検討ください。募集を開始いたしましたら、当サイトにてお知らせいたします。また、日程につきましては、ご応募いただきました後に調整させていただきます。

コンテストの今後の日程

まずは、7月31日に応募希望者向けセミナーが開催されます。このセミナーへの参加申し込みの受付は、7月29日18時までとさせていただきます。

そして、ビジネスプランの募集につきましては、一般部門、高校生部門共に、9月30日の17時が締め切りとなります。

その後は10月に、書類による1次審査が行われ、ファイナリストに選ばれた方々にはご連絡いたします。11月には、ファイナリスト向けのブラッシュアップセミナーを開催。来年1月には、ファイナリストのプレゼンテーションによる最終審査会が開かれる予定になっています。

詳しい日程や審査員の顔ぶれ、決定したファイナリストなどにつきましては、随時当サイトに掲載いたします。

最後になりましたが、てのんでは、鹿児島県商工労働水産部産業立地課産業支援係の皆様とともに、今年度のビジネスプランコンテストの運営をお手伝いさせていただくことになりました。

先の見えない厳しい時代ではありますが、鹿児島の新しい時代を拓くビジネスの誕生を、微力ながら応援していきたいと思っております。

PDF形式

1_令和2年度ビジネスプランコンテスト募集要項
2_(様式1)ビジネスコンテスト応募用紙
3_(様式2)事業計画書
4_記入要領

Word形式

1_令和2年度ビジネスプランコンテスト募集要項
2_(様式1)ビジネスコンテスト応募用紙
3_(様式2)事業計画書
4_記入要領

お問い合わせ・郵送先

株式会社ディーアンドディークリエイティブ内
てのん編集室
「令和2年度鹿児島県ビジネスプランコンテスト」運営事務局 宛

〒892-0846
鹿児島県鹿児島市加治屋町12-11MAXビル8F
TEL:099-226-6673

令和元年度鹿児島県ビジネスプランコンテストが無事終わりました!

令和元年度の鹿児島県ビジネスプランコンテストの最終審査会が12月15日に開かれ、14人のファイナリスト達が全力でプレゼンテーションを行いました。

大賞には火の大切さや豊かさを感じる体験型の宿作りを目指す、伊佐市地域おこし協力隊の林峻平さん、優秀賞には鹿児島大学大学院の林祐作さん、高校生賞には市来農芸高校の中川桃子さん、川北実鈴さん、村上想さんが発表したプランが選ばれました。

最終審査会はじまる

オープニング動画

オープニング動画

いよいよ最終審査会がはじまりました。
プレゼンテーションは、制限時間5分の発表をした後、一般部門は7分、高校生部門は5分の質疑応答の時間があり、審査員からの質問に答えるというルールで行われました。
まずは、14人のファイナリスト達が、熱く、全力でプレゼンテーションした新ビジネスを紹介します。

一般部門 9件のプレゼンテーション

有限会社エール 代表取締役 倉本 哲さん

プラン名「オクラビューティープロジェクト」
有限会社エール 代表取締役 倉本-哲さん有限会社エール 代表取締役 倉本-哲さん

生産量日本一の鹿児島県指宿産のオクラを加工原料化し、オクラのネバネバ成分を生かして、ヘルス&ビューティーの新たな素材として創出したい!

五代代表 松本 周作さん

プラン名「『包括的な遺品整理』 家財整理から家屋解体まで各専門業者が、チームで取り組む新たなサービス」

従来の遺品整理のサービスに加えて、新たに県内の解体業者と提携して家財処分から、家屋解体、土地活用まで包括的にサービスを行う事で、遺品整理にかかるコスト削減や効率化につなげたい。

濱洲 虎次朗さん

プラン名「ケーキなのに『甘くない』『低カロリー』『健康にいい』」
濱洲虎次朗さん濱洲虎次朗さん

食物アレルギーの方にも安心して食べられるよう、たまご、小麦、乳製品を使っていない豆腐チョコレートケーキを商品化し、一人でも多くの人が幸せな気持ちになれるおいしいケーキを届けたい。

特定非営利活動法人 ねりやかなやレジデンス
代表理事 佐藤 理江さん

プラン名「空き家/空き地の活用モデルづくり」

奄美大島で暮らしたいというニーズがある一方で、島の使われていない空き家や空き地が増えている現状を解決し、島に来る人と住む人の幸せを実現していきたい。

尾山 妙子さん

プラン名「ネイルアートを応用したチャーム型天使の筆」

赤ちゃんの髪の毛を使った天使の筆を、現代ママ世代のニーズに合わせ、ストラップサイズに縮小し、ネイルアート等で可愛く飾り付け、値段の手頃さと機能性を持った商品を作成し、ネット販売を行いたい。

鹿児島大学大学院 理工学研究科
情報生体システム工学専攻 林 祐作さん

プラン名「魚の活性予測サービス「FishAI」(フィッシュ・アイ)」

人工知能技術の一種である機械学習を使って、特定の釣り場における「魚の活性」を予測し、その情報を釣り人や瀬渡し船、釣具屋に提供するサービスを行い、釣り人の「魚のいる場所、いる時間」を知りたいというニーズに応えたい。

合同会社 財の森 代表社員
堀内 加奈子さん 小野 公裕さん

プラン名「財の森プロジェクト「高級ジビエ加工商品販売」」
堀内 加奈子さん 小野 公裕さん堀内 加奈子さん 小野 公裕さん

年々、有害鳥獣による農業被害が増えている中、気軽にジビエ料理が食べられるように、自宅で簡単に調理できる鹿肉と猪肉を使った加工食品を開発したい。

Laughter and beauty~Lab~
代表 坪内 百恵さん

プラン名「Laughter and beauty(ラフターアンドビューティー)
~笑いと健康的な美しさを、ママ・子供・シニアへ~」代表坪内百恵さん

呼吸法と笑いから出来ている笑いヨガと姿勢改善を取り入れたセミナーを実施し、子供からシニアまで、疲れた心身をリセットし、バランスの取れた健康な体になってほしい。

takibito代表 伊佐市地域おこし協力隊
林 峻平さん

プラン名「薪(まき)を燃やして地域を熱くする!地域資源活用による伊佐“不便化”計画!」
林 峻平さん林 峻平さん

伊佐を通過型観光から、滞在・交流型観光へと変えていくためにも、伊佐に眠る未利用資源を薪として活用し、火の大切さや豊かさを感じることのできる体験型の宿を作っていきたい。

高校生部門 5件のプレゼンテーション

鹿児島県立鹿児島南高等学校
郷原 麻佑さん 山口 彩香さん

プラン名「鹿児島国体活性化へ!」
郷原 麻佑さん 山口 彩香さん郷原 麻佑さん 山口 彩香さん

来年開催される鹿児島国体の各競技場の案内やその会場付近の観光スポットやコンビニエンスストアなどのお店を紹介するアプリを作り、県内外から来た選手たちに利用してもらい、鹿児島を活性化させたい。

学校法人川島学園 れいめい高等学校
坂元 宥哉さん 冨永 実佑さん 和田 健太郎さん

プラン名「うなぎで作る川内市」

薩摩川内市の特産「うなぎ」を活用して、缶詰やさつまあげなどの加工品を開発し、販売することで地域の産業に貢献し、薩摩川内市のうなぎの知名度を上げていきたい。

鹿児島県立甲南高等学校
馬籠 優汰さん

プラン名「串木野イノベーション」

いちき串木野市の商店街に目立つ空き店舗を利用して、地元の醤油蔵、酒蔵、漁港などが簡易レストランやバルを出店し、「食」を軸とした食べ歩きエリアを創りたい。

鹿児島県立市来農芸高等学校
中川 桃子さん 川北 実鈴さん 村上 想さん

プラン名「眠っている「かごしま」をイノベーション 知ってもらおう薩摩鶏、活用しよう薩摩鶏」

鹿児島県の天然記念物である「薩摩鶏」の種の保存のために、薩摩鶏飼育セットを販売する他、美しい羽根を使ったキーホルダー等を作り、販売するなどして
薩摩鶏の貴重な遺伝資源を守り、地域振興につなげたい。

鹿児島県立鹿児島南高等学校
甲斐 珠李亜さん、桐野 麻奈都さん

プラン名「茶ンブラン」

生産量全国2位の知覧茶を広めるため、鹿児島特産のさつまいもと知覧茶を使った新しい発想のケーキ「茶ンブラン」を作り、商品として販売したい。

以上がファイナリスト達が行ったプレゼンテーションです。
かごしまの暮らしを見つめ、身近な地域やだれかの困りごとを解決しよう、埋もれている魅力を発信しようという知恵をしぼったプランの数々。

鹿児島を自らのアイデアでより良くしていこうとする皆さんのビジネスにかける一生懸命な思い、熱意、そしてチャレンジする気持ちが伝ってくる、まさに渾身のプレゼンテーションが続きました。

渾身のプレゼンテーションが続きました。

4人の審査員の方が審査

ビジネスの第一線で活躍されている4人の方に審査をしていただきました。
プレゼンテーションを終えたばかりのファイナリスト達に、様々な角度から質問や意見が出されました。4人の審査員の方が審査

4人の審査員

海老根智仁さん
創業支援のスペシャリストで、日本実業家のカリスマ的存在の一人海老根智仁さん

森友伸和さん
「鹿児島県よろず支援拠点」のチーフコーディネーターで、起業・経営に関するよろず相談の請負人森友伸和さん

神戸海知代さん
コピーライターとして、起業家として、新しい女性の生き方を提案している神戸海知代さん

土井隆さん
地域課題の解決や地域作りをプロデュースする、地域創生の仕掛人土井隆さん

審査員の方たちは、ファイナリスト達が目指す新しいビジネスが、実現し成長していけるよう真剣にビジネスプランと向き合い、時に厳しく時に鋭く、そして温かなまなざしで的確なアドバイスをされていました。温かなまなざしで的確なアドバイスをされていました。

審査は、実現性、独創性、成長性、地域貢献性、事業収益性、熱意、発表のわかりやすさ、資料のわかりやすさの観点から行われ、4人の評点を総合して、大賞、優秀賞、高校生賞をどのプランにするのか協議が行われました。
審査は、実現性、独創性、成長性、地域貢献性、事業収益性、熱意、発表のわかりやすさ、資料のわかりやすさの観点から行われ4人の評点を総合して、大賞、優秀賞、高校生賞をどのプランにするのか協議が行われました。

ベンチャー起業家 中石真一路さんの講演

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石真一路さんの講演も行われました。
演題「社会貢献型ビジネスに挑む~ソーシャルビジネスの種の見つけ方と育て方~」ベンチャー起業家 中石真一路さんの講演

これまで不可能と言われていたスピーカーシステムによって難聴者の「聴こえ」を支援する新しいコミュニケーションツール「コミューン」を発明されたベンチャー起業家の中石さん。日本発の世界初の技術で、世界中の難聴者を笑顔にしたいという熱い思いを語りました。

そして、いよいよ審査結果が発表されました。

審査結果の発表

高校生賞

鹿児島県立市来農芸高等学校
中川 桃子さん 川北 実鈴さん 村上 想さん

一般部門優秀賞

鹿児島大学大学院 理工学研究科 情報生体システム工学専攻
林 祐作さん

一般部門大賞

takibito代表 伊佐市地域おこし協力隊
林 峻平さん

鹿児島県の三反園知事による表彰

審査結果の発表の後、鹿児島県ビジネスプランコンテストの主催者である鹿児島県の三反園知事が表彰を行いました。高校生賞 市来農芸高校

高校生賞
市来農芸高校一般部門 優秀賞

一般部門
優秀賞一般部門 大賞

一般部門
大賞

森友伸和さんによる講評

審査員4人の方を代表して、鹿児島県よろず支援拠点 チーフコーディネーター森友伸和さんに講評をしていただきました。鹿児島県よろず支援拠点 チーフコーディネーター森友伸和さんに講評をしていただきました。

「皆さんそれぞれ魅力あるプランを出していただき、大変面白く楽しい時間でした。ただ、一言いわせていただければ、ご自分のプランを多くの人に知ってもらうせっかくの機会ですから、おとなしく収まらず、もう少しご自分のカラーを出して、はじけてもいいんじゃないかなと思いました。
皆さんの今後に期待しています!」

そして、最後に鹿児島県の三反園知事が閉会の挨拶を行いました。

三反園知事 閉会のあいさつ

三反園知事 閉会のあいさつ
「これまでの考えにとらわれず、自由な発想で鹿児島を前に出していく、売り出していくビジネスにどんどん挑戦してください。皆さんの若い力で、これからの鹿児島のビジネスをけん引して行ってください。」

交流会が開かれる

交流会が開かれる
最終審査会の後、審査員やファイナリスト、観客の方、自由に参加しての交流会も開かれました。

改めて審査員の方に、ビジネスの進め方について直接アドバイスをもらったり、
ファイナリスト同士が、交流を深める場となりました。
最終審査会の後、審査員やファイナリスト、観客の方、自由に参加しての交流会も開かれました。交流を深める場となりました。

ファイナリストの皆さんがとても晴れやかで生き生きとされており、プレゼンテーションをやり終えた達成感もあるでしょうが、その表情からは、今日の経験と出会いを大事にしながら、これから描く自分のビジネスを頑張って実現していこうという前向きなエネルギーようなものも感じました。これから描く自分のビジネスを頑張って実現していこうという前向きなエネルギーようなものも感じました。

最終審査会が終わった後、私たちの所にファイナリストの方や観客の方から感想をお寄せいただきました。一部をご紹介させていただきます。

皆さんから寄せられた感想

一般部門の感想から

  • ファイナリストに残ると思っていなかったので、プレゼンもお断りしようと思っていたのですが、覚悟を決めて、パワーポイントのスクールに通ったり、色んな分野の方からアドバイスをいただいたり、たくさんの方に背中を押していただき挑戦しました。断ろうかと迷っていたわりには、結果受賞できなかったことに、とても悔しい思いが湧いてきて、それにも驚きました。
    これからの課題が見えてきて、とても有意義なビジコンでした。
    ビジコンの一参加者になれたことを光栄に思います。
  • 来年度、後輩たちにリベンジを果たさせますので、その際はまたよろしくお願いいたします。

高校生部門の感想から

  • とても盛大なコンテストで、なかなか経験できない場を提供してくださりありがとうございました。
  • 来年度以降もさらに良いアイデアが出せるよう今後も生徒とともに学んでいきます。

観覧者の方の感想から

  • 来年度も開催されるようですので、来年は当日ボランティアとしてお手伝いしたいです。
  • とても意義深い素晴らしい企画だと思いました。
令和元年度ビジネスプランコンテスト

今年度のビジネスプランコンテストを終えて

鹿児島県からの委託を受けてビジネスプランコンテストを運営するという大役をいただき、5月から準備を進めてきました。慣れない運営に時には戸惑いながらも、大きな責任を感じながら、きめ細やかに丁寧にをモットーに精一杯取り組んできたつもりです。

そして準備を進める中で、私たちも多くの新しい出会いがあり、新しい世界を知ることができました。鹿児島愛あふれる新ビジネスに挑戦する多くの方たちから、たくさんの刺激を受け、たくさんの力をいただきました。

これからも、皆さんがどのように大きくビジネスを展開されていくのか見守らせていいただきたいと思いますし、私たち自身も皆さんと共に成長していけたらと思います。
ありがとうございました。